うとうととして

古典を少しずつ読みます。

未開人があらゆる戦争技術を個人の知能として用いるのと同じように(ディーツ版23巻382頁)

 未開人があらゆる戦争技術を個人の知能として用いるのと同じように、独立の農民や手工業者が小規模ながらも発揮する知識や分別や意志は、今ではもはや作業場全体のために必要なだけである。 (・・・)(岡崎次郎訳、ディーツ版23巻382頁)

 

 ここは知能だとうまくはまらない気がします。

 知能は、元のことばはListで、手元の辞書『クラウン独和辞典 第3版』では「悪知恵、策略」の意、形容詞の形ではlistigで「狡猾な、ずる賢い」の意とあります。