うとうととして

古典を少しずつ読みます。

連合王国からアメリカ合衆国への繊維製品の輸出は(ディーツ版12巻456-458頁)

 (ディーツ版12巻456-458頁)〔前略〕さらに、1858年の第1・四半期全体の報告を3月分の報告とくらべてみると、合衆国向けのイギリスの輸出貿易には、回復の傾向が見いだされる。すなわち、毛織物では、1857年3月と1858年3月とでは、〔輸出額は〕 6万6617ポンドから5万4346ポンドへのわずかの低下にすぎないのに、第1・四半期全体では、24万9013ポンドから10万6913ポンドへの低下である。〔後略〕

 

 表「連合王国からアメリカ合衆国への輸出」(1857年と1858年との最初の3ヵ月間の比較)があげられている中から繊維製品のみ抜粋します。(単位は金額のほうのポンド)

 

綿製品   112万8453 → 61万8540

リンネル製品 5万27076 → 2万65536

絹製品    8万2280 → 2万5212

毛織布地  35万1911 → 11万0096

混毛織物  40万1249 → 23万2202

梳毛織物  24万9013 → 10万6913

マルクス「イギリスの重要文書」、尾形 憲訳。太字強調、亀甲括弧の補注はブログ主による。)

 

 

 表と本文とを照らし合わせると、本文中では梳毛織物の「梳」が脱落していることがわかります。

 

[註]この文献は原文が英語です。はじめ『ニューヨーク・デイリー・トリビューン 1858年5月20日付、第5329号』に掲載されました。

 最初の3ヵ月間=第1・四半期