うとうととして

古典を少しずつ読みます。

これらの室の一つには8人が寝ているが(ディーツ版718頁)

これらの室の一つには8人が寝ているが、その室は奥行12フィート10インチ、間口12フィート2インチ、高さ6フィート9インチだった。平均容積は室内に出張った部分も含めて一人当たり約130立方フィートだった。

岡崎次郎訳)

 検算してみます。

1フィート=0.305メートル=30.5cm。1インチ=2.54cmです。

(12+10/12)×(12+2/12)×(6+9/12)=1053.938(立方フィート)

(1フィート=12インチなので。)

8人いるので8で割って

1053.938÷8=131.74(立方フィート)。

よって、約130立方フィートである。検算終わり。

インチ、フィートが、ピンときません。

 

 メートルに換算すると、

12フィート10インチ=(12+10/12)×0.305メートル=3.91メートル

12フィート2インチ=(12+2/10)×0.305メートル=3.72メートル

12フィート10インチ×12フィート2インチ

 =3.91メートル×3.72メートル

 =14.54平方メートル。

8人いるので8で割って

 14.54÷8=1.82平方メートル。

 一人あたりのスペースは単純計算でおよそ畳1畳の見当。(たしか畳のサイズは90cm×180cmくらいだった、という見当で。)ここでようやくピンときます。

 

 畳に換算すると、部屋の広さは8畳~9.4畳となります。畳のサイズが、所によってちがうためです。5尺8寸×2尺9寸の畳で換算してみます。

(12+10/12)×30.5/88×(12+2/12)×30.5/88=18.76

なので

 12フィート10インチ×12フィート2インチ

  =18.76×88cm×88cm

  (=18.76×2尺9寸×2尺9寸)

 およそ9.4畳となる。(1畳が2尺9寸×2尺9寸の正方形ふたつ分なので。)

 単純計算で一人当たりのスペースは1畳余りとなる。

 畳だと、なじんできたためでしょう、ピンときます。