うとうととして

古典を少しずつ読みます。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

商品は、自分で市場に行くことはできないし(『資本論 第1巻』ディーツ版23巻99頁。)

商品は、自分で市場に行くことはできないし、自分で自分たちを交換しあうこともできない。だから、われわれは商品の番人、商品所持者を捜さなければならない。商品は物であり、したがって人間にたいしては無抵抗である。もし商品が従順でなければ、人間は暴…

この国の労働を資本主義的奴隷制度から解放するために必要な現下最大の急務は(『資本論 第1巻』ディーツ版23巻319頁。)

(・・・)ボルティモアの全国労働者大会(1866年8月16日)は次のように宣言する。 「この国の労働を資本主義的奴隷制度から解放するために必要な現下最大の急務は、アメリカ連邦のすべての州で標準労働日を8時間とする法律の制定である。われわれはこの輝かし…

事実にしがみつくという貨幣所持者が実地にやっていることを(『資本論 第1巻』ディーツ版23巻183頁)

2024年7月4日(木)の記事の続きです。 われわれは、事実にしがみつくという貨幣所持者が実地にやっていることを、理論的にやるわけである。(『資本論 第1巻』ディーツ版23巻183頁。岡崎次郎訳。太字強調はブログ主。) 「事実にしがみつく」という言い回し…

なぜこの自由な労働者が流通部面で自分の前に立ち現れるかという問題には(『資本論 第1巻』ディーツ版23巻183頁)

今回、太字強調はすべてブログ主によるものです。 なぜこの自由な労働者が流通部面で自分の前に立ち現れるかという問題には、労働市場を商品市場の一つの特殊な部門として自分の前に見いだす貨幣所持者は関心を持たない。そして、この問題はしばらくは我々の…